独立するの?

ベーカリーの仕事を掛け持ちしていること、それぞれの職場の長や仲の良い同僚には伝えてあるのですが、中には知らない人もいます。

先日、Bベーカリーのマネージャーと会話していて、話しの流れでその事を伝えたら、、、、




「独立するの!?」




と、聞かれました。やっぱりそう思うのかな??ベーカリー製造の掛け持ちなんて、ほとんど居ないと思うし、私の周囲では聞いたことがありません。まあ、生活のためと思われていないだけ良かったです。生活苦の悲壮感漂うパートのおばちゃんと見られていたら悲しいですから(笑)

勉強と修行を兼ねているのは確かなので、肯定も否定もしなかったけれど、、、、。


ベーカリーで働いていると、表には見えないパン屋さんの裏側が見えてきます。掛け持ちのベーカリーA店、B店、それぞれ規模も違えば形態も違います。方や老舗ベーカリーのオールスクラッチ&カフェ併設店、方や老舗ベーカリーのインストアベーカリー。どちらもリテールベーカリーです。そして、どちらも全国展開している名の通った大手ベーカリー。ですが、インベリの方は冠名がスーパーの名前なので、実際のベーカリー名は表に出てきません。スーパー側とベーカリー側、それぞれの企業戦略があるのです。特に経営面は面白いです。利益の出し方がA店B店共に違います。

生産性を上げるにはどうしたらいいのか?どんなことをしているのか?なぜそうするのか?そんなことを考えながら工房の中を見渡し、日々仕事しています。老舗ベーカリーは老舗と言われるだけの長く続く理由があります。また、続くだけのやり方も、、、、、。

目的を持った目で見ていると、今まで見えなかったものが見えてきます。何でもそうですが、表の顔と裏の顔、どちらも合わせてひとつなので、理想と現実が観れる職場はとても面白く勉強になります。




「独立するの??」



逆に聞きたいです。内情を見て、知って、それでも独立したいと思える職人さんがいるのでしょうか?

ものすごい額の資本があるとか、、、はたまた道楽とか?もう個人店が太刀打ちできる業界ではなくなっています。無謀なチャレンジするくらいなら、サラリーマン職人で終わる。そんな人が多いのだろうな、と中の人を見ていて思います。

パンの世界も料理の世界と同じで、修行してなんぼ。でも、時代に合っていないと思います。辛い労働、報われない賃金。まして独立できないとなれば、ずっとこのまま?それではブラック過ぎます。

本来なら何十年も修行を積んだらマイスター、マエストロ、日本で言う師匠になれる世界。自分の腕から生まれる、独自のパンで勝負したいはずです。男性なら余計にそうだろうなと思います。でも羽ばたくにはリスクが高すぎるのが今の日本のパン業界です。勝ち組は大手ベーカリー、老舗ベーカリー、大手製パンメーカーのみ。それもチェーン展開して生き残っているのが現状です。コツコツやってきた個人店はどんどん姿を消しています。つまらないですね。熟練した職人のお店が生き残って欲しいのに、あるのは量産型ばかり。そうじゃないとやっていけない現状が今のパン業界です。



厳しい。



私は自分の食べたいと思うパンが自宅で自在に焼けるようになる!目指すはそこですから。利益をだす為のパンなんて考えたくありません。食べて幸せになる、ほっぺたが落ちる、そんな美味しいパンを作りたい。まだまだベーカリーで働き勉強させてもらいます。



「私はパンが好きだから、働くならパン屋以外では働きたくないんです。(キリリ)」


と答えたら、目を丸くしていたマネージャー(笑)




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